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心斎坐忘

これを聴くに耳を以てすることなくして、
これを聴くに心を以てせよ。

これを聴くに心を以てすることなくして、
これを聴くに気を以てせよ。

耳は聴に止まり、心は符に止まるも、
気なる者は虚にして物を待つ者なり。

唯だ道は虚に集まる。
虚とは心斎なりと。

            〜荘子 人間世篇〜

内省の旅

静謐 ─ 調う ─

"内省の旅"は、理念やコンセプト、ストーリーテリングなどの構築のため、経営の原点に回帰し、これまでの当たり前を見つめ直す体験型研修プログラムです。

このの第一歩は、まず朝の静けさの中に身を置くことから始まります。

自然に囲まれた場に身を置き、情報や喧騒から距離をとる。

食事、呼吸、姿勢を整え、感覚器官を休めていく──。

日常の“営み”から一歩引くことで、
内側の風景が、静かに立ち上がりはじめます。

回帰 ─ 編む ─

次に始まるのは、言葉にならなかった思いや価値観をすくい上げ、少しずつ、言葉として手渡していく作業です。

文体の舵をとりながら──
人生観、死生観、経営観、経済観、社会観、国家観、歴史観、身体観、自然観…

無意識に、そして点在していた「世界の見取り図」を、
綜合的な価値体系としてあらためて再編集します。

古を稽え、過去を省み、今を照らし、未来を描き直す。

それは、静かで確かな、創造の時間です。

創新 ─ 問う ─

本研修に「正解」はありません。
教科書も、正解を教えてくれる先生もいません。

あるのは、ただ“問い”と向き合うための時間です。

──本業は何か?
顧客は誰か?
核となる価値は?
本来どうあるべきか?

それは面白いか?

これまで“当たり前”としてきたことを見直すこの時間は、
ときに、禅問答のように感じるかもしれません。

ときに、荒唐無稽な問いを立てたり、枠をはみ出すような対話がゆらぎとなり、やがて、ふとした余韻となって──後から、思いがけない道を照らしてくれることがあるかもしれません。

静けさに身を置き、
歴史の叡智に触れ、
自然の聲に耳を澄ませながら──

浮かび上がってくるのは、人や組織の奥深くに秘められていた理念や使命、コンセプトといった“思想の核”。

筆記と対話を通じた内省のなかで、
自社の存在意義や本分が、静かに、しかし確かにかたちを得ていきます。

そして、この内なる旅を終えて日常へ戻ったとき──
同じ世界の中に、ひらけた新しい風景が立ち現れるでしょう。

私たちは、その旅の同行者として、
信念という“経糸”に寄り添いながら、
過去・現在・未来をむすぶ“横糸”となり、
共に思想を新たな形に織り上げてまいります。