【季節便り】中秋の名月
旧暦八月十五日(2025年は10月6日)は「十五夜」。
日本では古くから、すすきや月見団子を供えて満月を眺め、実りに感謝する行事が行われてきました。
暦は中国から朝鮮半島を経て日本に伝わり、飛鳥時代の推古12年(604)には、日本最初の暦が大和朝廷によって作られたと伝えられています。
このように、中国の中秋節と日本の農耕儀礼が結びつき、月の満ち欠けは農事や暮らしの指標として大切にされてきました。
川端康成のノーベル賞受賞記念講演「美しい日本の私」でも紹介された道元禅師の和歌、
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷しかりけり
は、季節の移ろいとともに、光や月、土の恵みが私たちの命や身体と調和していることを示しています。
十五夜の夜は、秋を象徴する月との時間を愛でるひとときを過ごしたいものです。






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